この記事ではNFTゲームで稼げる仕組みや稼ぎ方について解説しています。
NFTゲームとは？
NFTゲームはその名の通り、NFT（自分のものや他人のものという風に区別できるよになったデジタルのもの、所有物）を使ったゲームになります。
NFTに関してまだよくわからないと言う方は、こちらの記事を先に読むことをおすすめします！
NFTについて理解したところで、ここからNFTゲームで稼げる仕組みとNFTゲームでの稼ぎ方について説明していきます。
NFTゲームでどうして稼げるの？
通常のゲームでは，ゲームを進めていくとドラクエでいえばゴールドといったようにゲーム内通貨がもらえます。しかし，このゲーム内通貨はゲーム内では武器を買ったり，道具を買ったりすることができますが現実世界では1円にもなりません。
NFTゲームはこのゲーム内通貨が暗号資産であり，有名なイーサリアムなどの暗号資産と交換することができます。イーサリアムは現実のお金と交換できることは皆さんも知っていると思いますので，ゲームで稼いだ通貨を有名暗号資産に変換して，日本円やアメリカドルなどに交換することができます。
つまり，ゲーム内通貨が本当にゲーム内だけかNFTとして他の暗号資産と交換できるかの違いになります。
意外とシンプルな違いなんです。
ただ，ゲーム内の通貨が現実のお金に交換できるということはゲーム会社側がただお金をばらまいて損していくだけになってしまいます。
そこの原理について説明していきます。
暗号資産と変換できる通貨は正式にはトークンと呼びます。NFTのTの部分です。
簡単に言いますと開発側はこのトークンの発行上限を決めており，開発者がそのうちの20~30%ほど持ちます。そしてプレイヤーが残りの7，8割のトークンを取り合うイメージです。トークンはゲーム開始時からすべて発行されているわけではなく，ゲームの人気が出るにつれて徐々に発行数を増やしていきます。そうすることでトークンの価値が上昇し，上昇すればするほど開発側は莫大な利益を生むという仕組みです。株式と似たようなもので，たくさんの人に求められれば株価は上昇し，創業者や株主が利益を得るのと同じで，株がトークンに代わるイメージです。
こういうシステムが各NFTゲームで採用されているため，経済が成り立っているということなんです。もちろんゲームの人気が出なければ，これまでのゲームと同様に開発費がそのまま損失として残ってしまうので，NFTゲーム開発会社もかなりのリスクは背負っています。ただ，当たれば夢がある業界なので様々なNFTゲームが毎日生まれているのだと思います。
NFTゲームでの稼ぎ方を紹介
これまでたくさんのNFTゲームを実際にプレイしてきましたが，NFTゲームでの稼ぎ方は基本的には大きく分けると3種類になります。
主な稼ぎ方
- ゲームをプレイして稼ぐ
- NFTを持っているだけで稼ぐ（ステーキング）
- レアなNFTアイテムやキャラクターをマーケットプレイスで売る
ゲームをプレイして稼ぐ
この方法は皆さんの想像通り，ドラクエでいうゴールドをゲームをプレイして直接稼ぐという方法です。ゲームも様々なジャンルがありますが，基本的には勝利報酬やクリア報酬，ランキング上位者へ送られる報酬などでそのゲーム独自のトークンを得ることができます。
トークンは無課金では絶対に稼げないゲームや無課金でも微々たるトークン得られるゲーム，そもそも課金してNFTのキャラクターや土地を購入しないと遊べないゲームなど様々です。
基本的には課金した方が稼げますが，一瞬で課金分を取り返すことは滅多にないので自分が長期間プレイできそうな好きなNFTゲームを選ぶのが一番稼ぎやすいです。
稼ぎやすいNFTゲームランキングみたいな記事が世の中にあふれていますが，稼ぎやすいを基準にゲームを始めてしまうと少し危険です。先ほども少し触れましたが，課金額が大きければ大きいほど稼ぎやすくなるのがNFTゲームの特徴です。だいたいのNFTゲームはこの傾向にあります。そんな中で，稼ぎやすいからといって中途半端な額を課金してしまうと原資回収にかかる時間が長くなってしまいます。回収後は利益にしかならないのでそこまで続けられればいいのですが，意外と自分好みじゃないゲームを稼げるからといって長期間続けるのは結構苦しいです。逆に高額課金してしまった方が，ゲーム内容が面白くなくても仕事やタスクとして割り切れるので原資回収可能性は高いかもしれません。
ただ，高額課金の場合は原資回収までの期間がとても長くなるため，その間にゲーム会社がつぶれてしまうリスクも少なからずあるので注意しましょう。基本的にユーザー数が伸びていたり，課金総額が増えているゲームだったら問題ないと思います。DappRadarというサイトでユーザー数や入金総額，取引数などの情報がランキング形式で見ることができます。課金する前にこのサイトでゲームがそもそもなくならないかを判断してから課金するようにしましょう。
特にインスタなどで稼げるNFTゲームと紹介されていたとしても，インスタは表面的な情報しかなく，閲覧者が飛びつきそうな情報のみを並べているのでインスタの情報だけで判断して課金するのはやめましょう。
ステーキング
ステーキングとはNFTのキャラクターやアイテムなどを所持しているだけで毎日報酬としてトークンがもらえるというものです。簡単に言うと株式の配当金が毎日もらえるといったイメージでしょうか。
毎日もらえるので1日当たりの報酬額は多くありませんが，長期でステーク（保持）すれば忘れたころに資産が急増しているかもしれません。先ほども述べた通り，トークンの価値も上場していればビットコインやイーサリアムのように日々変化していきます。もしトークンの価値が爆上がりすれば，ステーキングによってコツコツ稼いだトークンの価値も高騰し，まとまった資産になる可能性もあります。この方法で資産形成を狙うのであれば，未上場の株式投資と同じでこれから人気が出て伸びていくであろうNFTゲームを早い段階で選び，早期に課金をしてステーキング可能なNFTアイテムをゲットする必要があります。ゲームの人気が出てきてからでは，大した上昇率にはならないからです。はじめに様々な大人気NFTゲームをいくつかプレイし，人気の理由を肌感覚で身に着けてから未上場トークンのNFTゲームをプレイして課金対象とするNFTゲームを選ぶようにしましょう。
NFTをマーケットプレイスで売る
この稼ぎ方が最も短時間で稼げる可能性が高いです。大人気サッカーNFTゲームSorareを例に説明しますと，Sorareはサッカー選手のNFTカードがゲーム内で流通しています。同選手のNFTカードでもレアリティがあり，最もレアリティが高いユニークというレアリティのカードは世界で1枚しかありません。例えばクリスティアーノ・ロナウドのユニークのレアリティのNFTカードはマーケットプレイスで数十億円の価格がつけられて販売されています。ユニークまでいかなくてもその下のレアリティですら1,000万円を超えるようなカードがごろごろ販売されています。
この稼ぎ方はメルカリやラクマなどと似ていて，NFTを購入して少し高めに転売するという方法になります。もちろん運よくレアなNFTアイテムやカードを手に入れられれば購入するまでもなく，高値で販売して稼ぐこともできます。ただ，世界に1枚だけとか数十枚だけというのはなかなか当たることがないので，転売方式で稼ぎます。
Sorareのような人気のカードのNFTゲームにおけるマーケットプレイスでは大抵がオークション形式でNFTが販売されており，提示されている価格で買えない可能性もあります。ですので，購入するときには数分間画面に張り付く必要があります。
この方法はあまりリスクなく稼げると思います。購入時の金額が相場よりも高くなければ基本的には儲かりますし，NFTは流通される数に限りがあるため時間がたてばそのアイテムの価値が上がる可能性があるので，すぐに売らないという手も取れます。リスクとしてはゲームが一気に不人気になって購入したNFTの価値が購入時より大幅に下がってしまったり，ゲームが無くなってしまったりといったところでしょうか。
NFTゲームでの稼ぎ方まとめ
基本的には人気のゲーム，これから人気が出そうなゲームを選べば，大きく損することはありませんので，根気強く原資回収するまでゲームを続けられれば利益は出ます。
そして課金すれば大幅に稼げる率が高くなるので，このNFTゲームなら続けられそう，面白いといった感情が持てれば早い段階で課金することをおススメします。
大幅に稼ぎたいという方は，アルファ版やベータ版のNFTゲームをプレイして，今後伸びそうなゲームを見つけたら課金してトークンの価値が急騰するのを待ち爆益を狙いましょう。
